1年のはじまりは
四柱推命では旧暦を使用するので、1年の始まりは節分になります。
ですから今年(2022年・令和4年)壬寅は2月4日でした。
今回はご自分で、自分の干から見た今年の通変星を出してみましょう。
通変星表
下の表はどの干とどの干で何の通変星が出てくるか書いたものです。
縦が自分の干になります。今年は壬寅ですから、自分の干の行をたどって、壬の列に書いてある通変星を見つけてください。
甲の人なら倒食、辛の人なら傷官、というように見ていってくださいね。
甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | |
甲 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 | 倒食 | 印綬 |
乙 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 倒食 |
丙 | 倒食 | 印綬 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 |
丁 | 印綬 | 倒食 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 |
戊 | 偏官 | 正官 | 倒食 | 印綬 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 |
己 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 倒食 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 |
庚 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 | 倒食 | 印綬 | 比肩 | 劫財 | 食神 | 傷官 |
辛 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 倒食 | 劫財 | 比肩 | 傷官 | 食神 |
壬 | 食神 | 傷官 | 偏財 | 正財 | 偏官 | 正官 | 倒食 | 印綬 | 比肩 | 劫財 |
癸 | 傷官 | 食神 | 正財 | 偏財 | 正官 | 偏官 | 印綬 | 倒食 | 劫財 | 比肩 |
さあ、あなたの今年の通変星は何だったでしょうか😊
通変星のほかに、日支の相性も見る必要がありますので、次にお話ししますね。
今回は通変星を探す練習ということで。
年運を見る通変星の見方
以前に通変星十個の意味をお話ししましたが、おさらいしましょう。
性格を見るときの通変星と、流年を見る場合では見方が変わります。
性格を解説する時は凶星をバイタリティーの星と表現しましたが、年運で見る場合、吉凶の方が解りやすいのでここでは吉星、凶星としてあります。
比肩―半吉半凶
スタートを意味します。それだけにちょっと踏ん張りが必要な年運。
体力をバックアップしてくれますが、我が出やすいので注意しましょう
劫財―凶
比肩と同じ自分の星なんですが、この星が回ってくるときは、不意にお金が出て行く傾向があります。
また、トラブルの星でもあるので、思いもよらぬ所でケガをしたり、トラブルに巻き込まれてしまったりします。注意が必要な年です。
食神―吉
幸運な年運といえるでしょう。
比較的トラブルなく一年が過ごせますが、倒食を強く持っている人の場合はトラブルがあるかもしれません。しかし凶意はそれほど強くないです。
傷官―凶
性格のところでもお話ししたように、この星が回ってくる時は要注意です。なんとなくナーバスになって焦りが出てしまう年運です。
仕事のこと、男性のこと(女性にとってのみ)は特にトラブルになりやすいです。
大抵この星が回ってくると転職を考えたりしがちですが、その場合は、来年の3月ぐらいまで待ってから決めてくださいね。傷官が通り過ぎると好転する場合が多いです。
しんどいけど、一番沢山の気付きを与えてくれる星です。この星が回ってくる年は、「トラブルも自分の栄養!」ぐらいの気持ちになるように努力しましょうね!
正財―吉
財運がつく年運といえます。貯蓄という意味があります。一気に沢山、ということはあまりありませんが、(人によってはあるかも)少しでも貯蓄、財産になりやすい入り方をするようです。
男性にとっては「女性」を意味し、「正妻」という個性を持ちますので、結婚を前提とした人との出会いがあるかも。
偏財―吉
この星も財運の星なので、基本的にはお金に関する幸運を意味します。
偏財の場合は「回転財」なので、蓄財に結びつくことはあまりないですが、必要なときに入ってくるありがたい星です。
そして、男性にとっては「女性」を意味し、「遊び女」という個性をもちます。長続きしないかもしれません。
正官―吉
仕事を意味します。
日支の相性が悪くなければ、順調な一年になります。
女性にとっては「男性」を意味し、良い出会いを暗示しています。
偏官―凶
仕事、移転、身体を剋す、という意味があります。
この星が回ってくると、仕事関係が忙しくなり、ストレスが溜まりやすくなります。
その結果、身体を壊しやすいので、要注意です。
女性にとっては「男性」を意味しますが、偏財とおなじで、あまり長続きしないかもしれません。
印綬―吉
母、勉強、趣味(研究的な)、宗教を意味します。
正の印星なので、「心の成長」という目的を持った動き方をするようです。
確かに吉星なのですが、楽をさせてはくれません。通り過ぎてみると、この星の働きに感謝するような苦労をさせてくれます。😅
ありがたいんですけどね・・・。・゚・(^□^)・゚・。
倒食(偏印)―凶
祖母、叔母、勉強、趣味、多忙、食べることの困難、を意味します。
勉強や趣味の世界を広げるのには向いている星です。
しかし、困ったことには食神を倒す星という個性を持っているので、自分の中の強い場所に食神を持っている人は、口のトラブルなどが起きて、食事しづらい、などの事象が起こりやすかったりします。
まとめ
いかがでしたか?今年は吉星君とランデブーだといいですね!
年運の方向性はこの通変星で判るのですが、日支が今年の「寅」と相性が悪いとせっかくの吉星が幸運の方を向いてくれません。
逆に、相性がいいと凶星の凶意が少しだけ弱まります。
しかしどんな星が回ってきたとしても、すべての人に平等に順に回っていきますので、必要以上にがっかりせず、悪い星が回ってきたら「心の勉強の年」と割り切って頑張りましょう!
コトバンクさんでこんな記事みつけました。「年占(としうら)とは」
古代から今年を占うというのは生活に密着したことだったんですね~😊