大アルカナ 9番 隠者(THE HERMIT)
正位置
叡智・思慮深さ・自制心
慎重さ・沈着冷静
几帳面な仕事・研究・独学
多くを語らない・片思い
プラトニックラブ・山奥
田舎・辺ぴな所・一人暮らし
年長者・老人・学者・研究者
一人で山奥に住んでいる
一寸変わった人
真実の二人
細く長く愛していく
人の意見や忠告を聞く
孤独の克服に成功する
殆どの目標を達成し、新たな段階に入る
逆位置
孤独・偏屈・常識に欠ける
つまらぬ学問や趣味
役に立たない知識
強いプレッシャー
社会になじめない・閉鎖的
疑い深い・連絡ミス
心が通じない
他にも交際がある
孤独な中で答えが見つからない。
暗い方へ、暗い方へと考えた転がる
※自分自身にこのカードが出た時: この問題には熟慮が必要。浅はかな考えの時。
イメージ
8で自分の欲望を制御することを覚えた魂は、9という精神的な成熟を
表す数字を頂いて真理を求めて心を深めていきます。
真理を照らすカンテラを高く掲げて、人と交わることを避けて
暗く、深い混沌の中を旅しているのです。
それは孤独な旅でもありますが、心満たされる旅でもあるにちがいありません。
病気
背部・脊髄の疾患・低血圧・足首の疾患
要素
方角…南東
星座…処女宮(乙女座)
月…7月
カードに見られるシンボルの意味
灰色…自己抑制の色
カンテラの中の星…六芒星(ヘキサグラム)ダビデの星、ソロモンの紋章。錬金術においては△火と▽水の、 低いものと高いものの、無意識と意識の、統合である。
カンテラの光…真理を象徴
杖…暗闇を歩くための道具。知恵の杖でもある。
概要
隠者は、永遠を予言する者、力の声のマギです。
ここに配されている9という数字は、古くは数字の中の最大の数であり、神の数と言われ、精神的な成熟を 意味しているのです。
また、隠者は乙女座を象徴しているとされ、その意味は、純粋さや識別能力となります。
隠者は、自分を探し求める探求の旅をしている旅人です。
真理の光は常に彼を導いていますが、他者に理解できることではないので
彼は常に孤独であり、孤高の人として旅を続けるのです。
そして、その資格のある人にはその智慧を伝授してくれます。