大アルカナ 18番 月(THE MOON)
正位置
闇・恐怖・不安・動揺
隠れた敵・虫の知らせ
裏切り・スキャンダル・嘘
胸騒ぎ・迷い・秘密
幻想・空想・予知夢
傷つきやすい・流転
流産・三角関係・ノイローゼ
神経精神疲労・体調変化
想像力が生み出す狂気
陰口を言わない
取り越し苦労
悪いように考える
対人関係に気をつける
逆位置
嘘がバレる・真実が見えてくる
直感・偽りの恋に気付く
心の迷いがふっきれる
徐々に状況が好転する
誤解が解ける
インスピレーションが冴える
病気の回復・結婚に踏み切る
ちょっとしたスリルを味わう
あきらめていたものを見つける
変化が新しい展望を開き、自分自身が新しく生まれ変わる
絶望を招く原因が消滅する
イメージ
星のカードで希望に向かって歩き始めた魂に陰りが見えた状態です。
それは、人の本質である矛盾から生まれてきたものです。
ふとよぎる不安や恐れ、そこから生まれる嘘やごまかしが
希望に向かって努力する魂を足止めしています。
病気
胃がん・胃炎・胃下垂・胃潰瘍・膵臓炎・乳がん
要素
方角…北
宇宙観…双魚宮(魚座)
月…1月
カードに見られるシンボルの意味
右向きの横顔…自己の内面。右向きは慈悲の面に満ちていることを表す
点々…月の雫=豊穣の雫
狼と犬…鎖に繋がれていない狼と犬は、意識を通して透けて見える無意識の顔
吠える…人間の本能
ザリガニ…無意識の池の中から這い上がろうとする人間の獣性
塔…遠い道のり。人間が獣性を超えてたどりつく世界の入口。ここへ行くことを導いてくれるのは月の光だけ
概要
このカードは人間の想像力をテーマにしています。
希望へと続く道は見えているのに、月がそこへ導いているのに
無意識の中ではザリガニに象徴されるような獣性がうごめき始め
心に迷いを生じさせているのです。
希望が叶うかもしれないという前向きな気持ちと
逆にそれが夢で終わるかもしれないという恐れがこのカードに表現されています。