大アルカナ 16番 塔(THE TOWER)
正位置
自力ではどうしようもない不幸
災難・自然災害
危険・事故・火災
急病・トラブル・感電
転落・終局・破局
別れ・離婚・地位を失う
おごり・自惚れによる失敗
予期しない事件
心のギャップに悩まされる
パニクって正常な判断を失う
逆位置
小さく済んだ事故
トラブルは無くなったが 後遺症が残る
心の傷が残る
病気は回復したが 無理はできない
誤診・出費がかさむ
喧嘩は収まったが冷却状態
離婚はしないが良くはない
抑圧からの脱出
突然の変化
新しい仕事上のチャンスが来る
現状の崩壊
イメージ
人々は、世界を支配し、神の意思さえ自分の思い通りになるという
傲慢な思想を抱き、天にも届く塔を建設してきました。
そんな人間のおごり、高ぶりが行き詰まり、
神の怒りをかったというカードです。
神は雷をもって塔を破壊し、人々は頭から落ちていきます。
今まで築いてきたものを破壊されることによって、
私たちは反省の機会を与えられているのです。
病気
頭痛・脳卒中・脳溢血・歯痛・不眠症
めまい・顔面神経痛・顔と頭の疾患
要素
方角…東
宇宙観…火星
月…12月
カードに見られるシンボルの意味
星がない空…状況が行き詰まって破綻した
稲妻…インスピレーション(打たれる事によって覚醒)
黄色の点…ヨッド。神の右手と言われ非常に強い天の力を象徴
窓…肉体の各部分(顔や頭)
塔…支配・権力の象徴
概要
この塔はバベルの塔であり、別名は神の家、ブルートスの城、稲妻の塔です。
人々は神に挑戦しようとしてバベルの塔を建設しましたが、神の怒りに触れてバベルの塔は崩されてしまいました。
この逸話が示すように、このカードには人間の奢りを戒める意味が強く示されています。
しかし、決して悪い意味ばかりでなく、突発的な災難や事故を経験することによって、深い悟りや魂の浄化を得ることができるということも暗示しているのです。