大アルカナ 5番 教皇(THE HIEROPHANT)
正位置
援助・協力・支援・助言
親切・世話人・救われる
目上からの援助
仕事を任される
縁結びの出現・奉仕の心
宗教・保護者・昔の恩師
親代わり・医者
地位の確立・組織化・グループ結成
頑固・忍耐
真実や理解や新たな考え方の探求
新たな機会
逆位置
孤立無援・援助なし
見放される・間違ったアドバイス
当てにならない・ありがた迷惑
親切だが口だけのアドバイス
頼りすぎ・人の善意につけこむ
親の仕送りや援助の打ち切り
信仰心がない
親のスネをかじっている
(ホモセクシュアル)
視野が狭い・立往生
見えない壁がますます厚くなった気がする
イメージ
Ⅱの女教皇がただ静かに天からの声を聞く人であったのに対し、
法王はその教えを人々に伝える役目です。
Ⅲの女帝が生み出すものを統べるⅣの皇帝の役割が、物質世界の理であることも
天と人がどのようにあるべきなのかという事も彼は私たちに語りかけてくれるのです。
彼は常に静かで正しく、教える側の人であって、決して教えを請う人にはなりません。
少し頑固で、古臭い所もありますが、人を救う使命を負って存在しています。
キーワード
神聖なる叡智・保守的・道徳的
病気
坐骨神経痛・椎間板ヘルニア・肝臓病・黄疸・胆石
要素
方角…南南西
星座…金牛宮(牡牛座)
月…3月
カードに見られるシンボルの意味
柱…左/天の柱=霊的世界 右/地の柱=物質世界
右手…祝福を与えているサイン
二人の司祭…肉体(赤)と精神(白)
カギ…天国と地獄のカギ。善と悪、隠された秘儀(厳しさ)と神の恵み(愛)を表す。
三層の十字架…一番上の横棒は精神を、次は感情を、一番下は肉体を象徴。
その三位が結合されるさまを表している。黄色は真実の光を象徴する。
帳がない…全てを包み隠さず教えるということであり、人類の救済を象徴。
法衣…精神と肉体。バラは女性、ユリは男性を表す。
概要
法王のカードは、女教皇のカードと一対であるといわれています。
女教皇は密教を守るものであり、法王は顕教を守る者を象徴しているのです。
法王は永遠のマギ(力のある司祭または賢者)であり、牡牛座のカードであることから精神と物質両面を統べる者でもあります。